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枯れゆくルーサイト

朝晩冷えるようになりましたね。
空気がピンと張りつめて、どんどん澄んで来るこの季節が何より好きです。
季節を感じにくい東京の都心でも、神社の境内のイチョウなどの樹木の葉が黄色く紅葉して、色付いた落ち葉が枝を離れてハラハラと舞い散るのを見ているだけでも、一つの季節が移ろう様子を見せてくれる時間を感じる事が出来て、時間の連鎖を感じたりしています。
写真はそんな秋の色を感じるような、フランス製ルーサイトの大粒3連ネックレス。
どちらかといえばアメリカ製がもっぱら多いルーサイトですが、同じ物でもフランス製となると、色合いも一寸ひねって凝った色合いの物を多く見かけます。
緑の若い葉から紅葉してやがて朽ちて茶色に変わり舞い落ちていく葉の如く。
またはツヤツヤと秋の実を紡いだのような玉のグラデーションネックレスも、ここまで大きくなると首元にした時にその結構な厚みから、寒さ避けになるというまるでマフラーの如くにも使えます。
繁華街は既にクリスマスの飾りが煌めき、いよいよ年内最後のイベントに入っているようですが、
神楽坂はまだまだ、のんびり晩秋のお散歩を楽しむ方々で溢れています。
「ウチもクリスマスの飾りつけの準備しなければなぁ〜」なんて思いつつ、ついついノンビリ秋の和菓子、栗羊羹を味わいお茶をすする日々です。



とある神社の大銀杏の木。
半分黄色くなった葉が、太陽の光に反射して
それは美しい輝きを見せていました。





Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 00:26 * - * -

銀色ツリーの冬到来
















いよいよ冬も本番か、今日は全国で今季初の最低気温の報が届いています。
写真は銀色に輝くツリーをイメージしたかの様な、美しいペンダント。
アメリカ、コロークラフトの豪華バージョンブランド、ヴァンドームの品です。
このツリーはゴールド、ブルー等々、様々な色パターンで存在するのですが、このメタリックなシルバーカラーが一番華やいで見えるのは、私の偏見なのでしょうか?
しかもご丁寧に両面を同様のブリオレットカットのドロップビーズで飾り上げているという、なかなかに気を配った造り。
ロングチェーンのペンダントは、どうしても動きに併せてクルクルと回転しがちですが、ここまで気配り設計されているのはチョット嬉しいものです。
僅かな動きにもブリオレットカットのビーズが一つ一つ細やかに煌めく様は、クリスマスツリーの飾りの如く、楽し気にさえ見えます。
キラキラ系が苦手な方でも、この時期ならではの華やかなアクセサリーを身に着けたい気持ちが一寸でもあるならば、この位のキラメキ加減、年に一度はいかがでしょうか?
ヒカリモノは魔を避けるとも云いますので、年末に向かって最後の無病息災でラストスパートかけて下さい。



Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 10:53 * - * -

ラインストーン雑感

ハリウッドで活躍する女優さんは様々居れど、マリリンモンローの様なキュートな女性はもう二度と出てこないような気がします。
36歳という短か過ぎる生涯の中で残した彼女の映画の中に1953年製作『紳士は金髪がお好き』という楽しい作品があります。
その中で歌われる名曲『ダイヤモンドは女の子の最高の友達』はつとに有名で、のちにはマドンナが自曲『Material Girl』のビデオでオマージュを捧げたり、映画『ムーラン・ルージュ』では20世紀初頭のお話を無視して
レビューのシーンでニコール・キットマンに歌わせていたりするほどに有名な曲でもあります。
先日そのビデオを見ていて、歌詞の中に
『I don't mean rhinestone.(ラインストーンは駄目なの)』というフレーズを発見。
ラインストーンという名称が一般化しているゆえの歌詞で有る事を見つけたようで、新たな感慨に耽りました。
以前にも書きましたがラインストーンの原型となるものはイギリス人ジョージ・ラベン・クロフト氏が鉛の純度が高いガラスをカットしたものがダイヤの如く光り輝く事を発明して生まれたのが18世紀。
さらにそれをフランスの名宝石職人、ストラス氏が改良を加えて生まれたのが通称『ペーストジュエリー』。
当時でも十分人気があったようで『フレンチペーストジュエリー』という一つのジャンルとしてアンティークの中にカテゴリーを持ちます。
それがマシーンカットの向上などで進化を遂げ、チェコスロバキアやフランスなどでも装身具の需要から大量に生産されるようになり、戦後はオーストリアのスワロフスキー社がダントツの生産力を誇り、ラインストーン=スワロフスキーというイメージです。
しかしこの名称、ライン河で取れる煌く水晶などの石からヒントを得て1920〜30年頃から呼ばれ始めたという逸話はあるものの、確証はまだ得ていません。
いつの日にかその裏づけが取れる日が来るのでしょうか?









モンロー本人は到ってダイヤモンドに執着は無かったようで、彼女の遺品の中の宝石類は殆どがコスチュームジュエリーだったそうです。チョット皮肉ですね。







Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 10:21 * - * -

アートな秋2

現在上野の西洋美術館で開催中のデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの一大回顧展。
日本ではあまり知られていない画家の様ですが、静寂な空間を描いた絵の数々は近年に再評価が高まり、今年ロンドンで始まった巡回展覧会ゆえに、まとめて鑑賞出来るという得点が。
描かれている絵は殆どが無機質なモノトーンです。
グレーな色調の中にホンノ僅かな色彩を織り交ぜて展開される室内画、風景画達ですが、一度でも北ヨーロッパに行かれた経験をお持ちの方でしたら、その暗さや静謐さに共感する所が有ると思います。
色彩感の無い絵が殆どながら、見進む内にグレーという色味の持つ深い味わいに捕われて行き、それはどこか身近に見た色だったと考えていく内に、ヴィンテージのガラスパールの色に似た物が有る事を思い出しました。
ミリアム・ハスケルや日本製のヴィンテージの合成パールをお好みになる方の殆どが、その古びた様な
くすんだ色合いを愛されます。
純白では無い、ちょっとグレーがかっていたり、ベージュが見えるときもあり…とモノトーンながらも色バリエーションは豊富に有り、それが着ける方の肌に優しく馴染んで肌を美しく見せる事は実際を見ていただければ納得至極。
そういえば、グレーという色はあらゆる色を混ぜ合わせた結果出る色。
つまりすべての色味を含んでいるということで、逆にどんな色にでも合わせられるのかもしれません。
昔美大に受験するために通った予備校の実技で、課題のモノトーンで描いた構成デザイン画に対し、(モノトーンなのに)赤みが強すぎるという評価を貰い、意味が解らずいたのですが、どうやら
赤味の強い黒の絵の具(ピーチブラックと呼ぶらしいのですが)を使ってしまった事が解り、色の
不思議さを知ったものでした。
それにしても少々神経症を患っていたという程に、ハンマースホイの描く室内の綺麗さと言ったら、埃一つ舞っていない清潔さでした。
それを見て「あ〜、週末は掃除せねば〜!!」と心に決めたアートな秋の誓いでした。










      御遠方で展覧会を御観覧頂けない方のために、今度の16日の日曜日、NHK教育テレビ『新日曜美術館』にてハンマースホイの特集をするそうです。ぜひどうぞ。
Jellicour * Art * 00:10 * - * -

霜月ガラス

この何日かで球に冷え込みが厳しくなり、北海道では雪の便りが聞かれます。
11月は『霜月(しもつき)』と呼ぶそうで、冷え込んで霜が張る日も出てくることから付いた呼び名でしょうが、なかなか風流な名称だと昔の人のセンスに感心したり…。
そんな霜を連想させる『ギブレガラス』が人気上昇気味。
ギブレ(Givre)とはフランス語でまさに
『霧氷、霜』(フランス語ではジヴレと発音)という意味。
英語圏では凍らせたフルーツをお皿にして、そこにシャーベットを盛ったデザートの名称としての意味もあり、どちらにしても見た感じが氷が固まって出来た、冷た〜いモノ、例えば冬の凍てついた日、木々に付く氷の結晶や車のフロントがガラスに付いた霜の様なイメージのビーズというところから付けられた名前の様で、見た目はボヘミアビーズの様に凝ったカットは無いものの、シンプルながらも淡いトーンに表面のみ氷の様な不揃いの凸凹を付けたり、2色以上を入れ込んだ多色使い。艶消し加工した物なども見られます。
このビーズは殆どが戦後1950年度〜60年代、に造られていた様です。
他のラインストーンと組み合わせたりしてかなり大きく華やかなセット物などが多いのは造られたこの時代が最もコスチュームジュエリーの華やかりし頃ゆえ。
当時一番元気だった大国アメリカを中心に流行していた華やかなダンスパーティー。
ロックンロールの音楽に乗って、これらの煌びやかなコスチュームジュエリーが活躍した事が容易に想像出来ます。
冷え込む日々が多くなるこれからの季節、ギブレを着けて歌って踊って暖まり、今年の冬も風邪知らず!?




Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 13:29 * - * -

再会の秋


















子供の頃、童話であれ漫画やアニメであれ、何といってもお気に入りのストーリーは、離れ離れの親子(または兄弟)が紆余曲折、艱難辛苦を経てやっとのこと出合うというパターン。
あふれ出る滝の様な涙で画面が見えなくなる程好んだ展開でした。
それが今でも尾を引いているのか、今年5月のアメリカで仕入れたイヤリングに先日の買い付けでイギリスで仕入れたこのネックレス。
どうやら1930〜40年頃に同じ職人の手により造られたガラスビーズの様で、地球をぐるっと回っての何十年かけての遥かな旅路の末の再会に、感激ひとしお。
今度はなるべく離れないで頂きたいので、勝手にセット売りに変更。
血を分けたビーズ達(そんな言い方有り?)の幸福な行く末を願う、晩秋の再会でした。




Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 12:49 * - * -

酉の市!

今日は秋の代表的お祭り、酉の市。
華やかな飾りが盛り沢山のかきこめ熊手が有名で、関東近県各所の神社で行なわれますが、私はもっぱら浅草、三ノ輪の鳳神社派。
境内に並んだ熊手を売る出店の店頭には、既に幾つもの売約済みの札が大きな熊手に下がっているのを見かけました。
急な株価下落、円高、サブプライムローン破綻の経済失速の影響で、打つ手無し、ここぞの神頼みとしてなのか、どこかの大手の社長さんが直立不動で待つ部下を前に幾つもの熊手を買い付けている姿が印象的でした。
気候の冷え込みに併せこれ以上経済も冷え込まないよう、参詣の方もそれぞれの願いを託されている御様子。
今年もあと2ヶ月ですが、まずはここまで
                                   無事に終了した事を感謝する次第です。



…などと言いつつ目は御馳走屋台へ。秋と共に食欲復活の危ない店長です。
Jellicour * エトセトラ * 14:04 * - * -

美しのダイヤ・セッティング

20世紀初頭に制作された18金とプラチナコンビの、繊細で小さなダイヤリングが大好きです。

よく良く見るとダイヤはとてもとても小さい物がほとんどですが、留め方の具合、つまりプラチナ台部分に放射状の彫り込みを付けたり、一見ダイヤが留まっているように見せたりという彫金技術を使い、遠目では大きく見えるという効果を狙ったもの。
これは仲の良いロンドンのアンティークディーラーさんが教えてくれたのですが、俗に『イリュージョン・セッティング』と呼ばれている留め方だそうです。
悪く言えば誤魔化して、少しでも大きく見せようという効果を狙ったもの。
でも見方によってはダイヤの白いきらめきを最大限生かす為に職人が技術を屈指した故の美的効果の演出の結果ともいえます。
この小さなダイヤリングを何本か重ねて着ける方という使い方にセンスの良さを感じることがあります。
そうして見ていくと、どのリングとどのリングが組み合わせの相性がベストなのか、一寸したパズル気分で楽しめたりします。
小さい品なりの楽しみ方、面白さを気づせてくれたのは、やはりアンティークを使いこなしている西洋のマダム達。
多い時には1本の指に4、5本も重ねて着ける方も見かけたりします。
石の大きさだけを競うのとは、また別の次元のセンス。
宝石の装い方の一つとしてとても参考になる時があります。
『イリュージョン』は、どこかのマジシャンだけの特許では無いんだな〜、と思わせる粋な品はまだ
まだ掘り起こせそうです。







Jellicour * Antiques * 09:33 * - * -

まちとびフェスタ 

今年も神楽坂のお祭り、『まちとびフェスタ』の季節がやって参りました。
2週間に渡るフェスティバルは、寄席あり、茶会あり、フリマあり、ギャルソンレースあり…と本当にバラエティ豊か。
特に圧巻は、最終日の昼過ぎから行なわれる、坂の上お絵かき大会。
神楽坂上から、下は外堀通り近くまで一枚の大きな紙を敷いて、誰が何を描いても良し!というもの。
老若男女が喜々として毎年様々を書き上げるサマは本当に愉快です。
忘れもしない第1回目、友人が「ウチのネコにも描かせるわ♪」と言って抹茶を溶いて造ったインクをネコの肉球に付け、紙の上を歩かせて肉球スタンプなるものを描かせようと構想豊かに張り切ったのですが、当のネコ本人は殆ど家から出た事が無いお坊ちゃまネコ。
完全ビビリまくりで大騒ぎ。
友人のTシャツはしがみ付いたネコの手足の抹茶でドロドロ、ネコは血圧上昇でブッ飛ぶ始末。
結局アートになったのは友人のTシャツの方でした。
そんな楽しい記憶も残るこのお祭り。
お絵かきは明後日の3日(月曜、祝日)の昼12時からです♪
皆様ぜひ御参加下さい!




Jellicour * 神楽坂情報 * 12:22 * - * -

ぬくもりヴィンテージ

急に冷え込み始めたこの頃。
いよいよ明日からは11月、本格的に冬支度の準備に(大袈裟?)入る季節です。
昨日パリの友人と電話で話したのですが、あちらは冷え込みが一段と厳しくなり、しかしながら
12月のクリスマスという一大イベントに向けて、華やかな飾り物がちらほら覗かせている気の早い店も出てきているとか。
でも寒さが気になリ始めると、一層心温まるような物に恋しさを求めることも事実。
そんな気持ちを察するかのようなモチーフ・アクセサリーを古き物の中に見ることがあります。
写真はそんな温かさが恋しくなる頃に付けて頂きたい、ランタン型ブローチ。
大きさは様々ながらも、揃いも揃ってアイリス、サフィレット、クランベリーグラスが炎の役割をしているという大御所ぞろいの品達です。
ランタンや持ち手の部分のデザインやユラユラと動く感じは、どれも殆ど同じですので、恐らく同じ工房で作られたのだと思われます。
昔こんなカンテラを下げて夜の道を急いだのでしょう。
日本だったら?…灯篭か提灯というところでしょうか。





Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 14:45 * - * -
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