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フォアグラ思慕

神楽坂ジェリクールの店舗は、明日8日は第2月曜日ゆえ定休日となります。
何卒ご了承ください。



















もう一つ1月厳冬のパリで贅沢ランチしたお話…。
トコロはかの高級紅茶専門喫茶店『マリアージュ・フレール』。
ここ2年ほどはユーロ高と時間が無くて訪れていなかったのですが、久々にランチを食べたくてGo。
ここでの私的お勧めは、何といってもフォアグラが乗ったその名もビックリな『スノッブ(俗物的)・サラダ』。
軽めのドレッシングで和えたグリーンの上に海老やサーモンに、究極は上等で濃厚なる分厚い燻製フォアグラ。
フランスですからフォアグラを出す店は勿論数多ありますが、マリアージュのそれは、特に質の良い物だそうです。
実は東京の同店でも同メニューは有るのですが、残念ながらフォアグラは小さく、それもソテーされて出てきます。
供されるのは日本の抹茶を使ったトーストが、冷めない様厚いナプキンに包まれて出されます。
5杯は飲める大きなポットに入った紅茶は何百種類という中からチョイス。
2年ぶり故、皿まで食べる勢いで食べ大満足!
でも考えれば、恐ろしいカロリーになると思われるこのサラダ。
「痩せるんじゃなかったの〜?」その時聞こえかけた誰かさんの声には、黙ってフタさせて頂きました。

マレの本店は狭いのですが、お席は中央カウンター前が良し。 キビキビと紅茶を入れるイケ面ボーイ達の姿が拝め、上はガラスの天窓で気持ち良い中でティータイム時間が満喫出来ます。




Jellicour * Voyage   * 13:39 * - * -

氷点下ソルド

三寒四温とはよく言ったもの。
昨日は4月の様なポカポカ気温。
でも来週は雪も降るほどに冷え込むかもしれないとのこと。
まだまだ油断は出来ません。

1月のパリでの買い付け、寒波襲来で滞在中さすがに晴れはしなかったものの、どうにか傘を差す事態にならなかったのは幸でした。
連日氷点下を記録した程ですが、町はソルド(バーゲンセール)の真っ最中。
そんな寒さの中でも買い物しようという人々で賑わっています。
私の冬セール時期のフランスでお約束の買い物は、ネルのパジャマ。
分厚い起毛したネルで出来たパジャマは、何度洗ってもへこたれず暖かくて着心地満点!
日本でもこんな良質のネル生地のパジャマは見た事がありません。
特にお気に入りは、マレ地区にあるVan-plusという店。
ここの生地は特に暑くて着心地も最高。
通称「カチカチ山パジャマ」と私が名付ける程のハンパじゃない程の暖かさです。
老夫婦が昔からやっている寝具関係の小さな店ですが、多店舗展開など広げもせず、黙々と顧客を大事にしつつ営業しています。
ですがさすがに最近では、寄る年波か職人が居ないのか、使い勝手の良いネルのポーチやクッションなど、行くたびに商品数が減っていくのを見るのは寂しい事。
今回は柔らかピンク色のネルの物を購入しました。
その後寒いにもかかわらずフラフラとお散歩へ。
氷点下でも風さえ吹かなければ、意外と寒さは感じないもの。
古い地区にはやはり骨董店がチラホラ。
パリでもどこでも、裏道にこういったタイプのお店が多いのは世の常識なのかもしれません。
元々石造りの建物が多いパリは冬に訪れると、どんよりと垂れ込めた重い灰色の雲に併せるかの様な同色の建造物だらけで、より寒そうな印象にまみれます。
それでもそこで日々を送る人々は厳しい寒さの中、買い物や犬のお散歩、ジョギングすら行なう姿もチラホラ。
飼い主の思いやりか、散歩のワンコにはシモヤケ避けに靴を履かせ
て連れていたのには思わず笑ってしまいました。





Jellicour * Voyage   * 00:45 * - * -

ベストポジション

ねこのもんちゃんは圧倒的に女性のお客様が大好き。
土曜日の雨降りの午後、わざわざご来店下さったお馴染みのお客様にも早速いらっしゃいませのお腹を見せてゴロゴロモード。
真剣に商品を探すお客様の後ろに、ほど良い距離で佇んでいます。
毎度思うのですが、そのベストなポジションたるや映画「ボディガード」のケビン・コスナーの様に、まるで姫を守る騎士の如くの
ええ感じの距離感。
大抵は気がつかれないままなのが、カワイクテカワイソウ!?
本日1年に一度のガールズ・ディ『雛祭り』。
たまには守られる体制も良いかもね。







折角のお雛祭りですから、本日お買い上げの皆様には
ラブリーな春の和菓子を、無理矢理店頭で食べて
頂いてます。







Jellicour * エトセトラ * 14:36 * - * -

英国詩人的サフィレット

英国ヴィクトリア時代の偉大なる詩人、アルフレッド・ロード・テニスンの詠んだ『In Memoriam』という詩の中に「Ring out the old. Ring in the new.」という一小節があります。
訳すと「鐘と共に古きは葬り去れ、鐘と共に当たらしきを迎い入れよ」…なところでしょうか?
そんな偉大な詩人の言葉を使ったグリーティングカードは、いかにもヴィクトリアンを感じさせる鐘と可憐なピンクのバラが描かれたセルロイド製という珍しいもの。
その「Ring」に指輪の『Ring』を引っ掛けて並べて置いたのは、巨大なヴィクトリアン・サフィレットの指輪。
これは元々シンプルな一つ石のブローチでしたが、あまりの大きさと装飾の味気なさに、思い切って枠からはずしてしまい、デザイナーさんに頼んでこの様なデザインリングにして頂きました。
こ〜んな大きな美しのサフィレットは、指に嵌めて自分で眺めることが出来なきゃ損!?
まさにこの詩Ring out the old. Ring in the new.の如くを地で行った加工です。




Jellicour * Vintage Glass * 01:01 * - * -

唐草物語
















ローズカット・ダイヤモンドがセットされた、18金製の華やかなフランス製のブローチ。
クルクル見事な金の唐草は、フランス伝統のロカイユ・スタイル。
先日訪れたパリの元は駅舎だというオルセー美術館のレセプションを行なう大ホールは天井画も見事な壮麗なホールです。
良く見ればそこここにある唐草模様は、あのブローチの模様とほぼ一緒。
意匠は一緒…なんてダジャレてみたりして…。
艶やかなホールでは、様々なパーティーなども催されたでしょう。
色とりどりのデコルテにこれら装身具を着けて出席した淑女の方々の姿は、殆どモノトーンの男性燕尾服に映えて、さぞ艶やかだったでしょう。
ここぞ!のときのキメの衣装は時代が変わっても一緒。
いよいよ明日に控えたオリンピック、女子フィギュアスケートの決勝戦。
選手の皆さんもそれぞれに凝ったキラキラ満載の衣装で登場と思います。
偶然ながら金メダル候補の浅田真央ちゃんとは同じ誕生日の店長ゆえ、勿論彼女を応援しています!
Allez! Allez! 真央ちゃん!!






Jellicour * Antiques * 12:52 * - * -

軸話

只今開催中のオリンピック。
やはり今後の注目は華やかな女子フィギュアスケート。
先の男子決勝の一部始終を見ていましたが、回転ジャンプ等において、残念ながら転倒する選手の殆どが体の軸が狂っての事、というのが良く解りました。
自分の中心がしっかりしていれば多少ぶれる事があっても、すぐに戻す事が出来るというのは私が通うヨガの教室でも、先生方がよく語っています。
そんな軸がらみで…というにはあまりに強引かな???と思いつつ、買い付けで見つけた珍しいパール付きのTピン。











製品を扱うディーラーさんが、たまたま流れで仕入れたヴィンテージアクセサリー部品の中にまぎれていたそうで、可愛さから一部おすそ分けして頂きました。
4ミリ程のガラス珠にパールコーティングされ、これに様々なビーズを通して創られていった製品達は今いずこ…。
入っていた箱のフタ部分にアンダーライン付きで『Not Pins』と書いてあるのは、『待ち針ではありませんよ!』との指示でしょう。
現代製ではこんな凝ったピンは見当たらないのは、やはり造るのには手間が何倍もかかるからなのでしょうが、こういうところにもコダワリを見せるからこそ、品物が際立つというルールがある気がします。
やっぱり中心軸は大事ってコトです。




Jellicour * エトセトラ * 09:08 * - * -

猫の日

本日2月22日は恒例の『猫の日』。
神楽坂の猫はとっても賢くて、今日も料亭に御用聞き。

ちゃんとお勝手口から失礼して、お昼の支度で忙しい板前さんに足りないお魚聞いて回っています。

お手伝いのお駄賃は、余りのお魚の骨かアラ?

先日テレビ東京のアド街で、またも神楽坂付近が特集され、街がワラワラ賑わっています。
どちらのお店も、やっぱり忙しい時は猫の手も借りたいほど???







Jellicour * エトセトラ * 12:14 * - * -

ポンパドールちゃん















まるでカラフルなポップキャンディーの様なブローチ達は20世紀初頭のチェコスロバキア製。
サフィレットあり、オパール、ウランガラスあり、カットの有る無し、艶消し有る無し…と華やかな事このうえなしの品揃えは見ているだけでも楽しいものです。
両端が窄まっている舟形のマーキース(marquise)と呼ばれるカットは侯爵夫人という意味にも通じますが、語源はどうやらフランスのルイ15世の公妾だったポンパドール侯爵夫人に遡ります。
芸術を庇護する事にも熱心だったポンパドール夫人が、宝石をカットするのに新たに開発されたこの形をお気に入りだったという事で、彼女の称号にちなんで名づけられたのが始まりなのだとか。
彼女の存在はそれだけ当時インパクトがあった事は事実で、実際15世に替わり宰相として政治を取り仕切るというスーパーウーマンぶりは見事。
彼女にちなんだ名は他にも見る事が出来ます。
有名なのはフランスを代表するセーブル焼きの色でポンパドールブルー、またはポンパドールピンクという色。
華やかで典雅なブルボン王朝、ロココ時代そのものの明るい色です。
または彼女の名がそのまま付いた女性の結い髪スタイルも現在に至るまで残ります。
ルイ15世の時代は女性が活躍した時代でもあったようです。
立春が過ぎたのに未だ厳冬雰囲気の世の中、来週にはそろそろ春めく予報も出ていますが、せめて目には春を感じさせる色たちをどうぞ!




Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 10:49 * - * -

ノット・ノット・ノット!

古い物ゆえ、手をかけないと店頭に出せないものは数多あります。
糸替えは典型的なそのウチの作業の一つ。
特にパール製品に多い珠と珠の間に結び目を作っていく通し方は、ノッティングと呼ぶ究極の手間作業です。
この通し方はパールがまだ天然採取されていた時代、万が一糸が切れて球が散らばらない為と、珠同士が擦りあって磨耗させない為のもので、天然、養殖、貝、ガラスパールなどに使われる通し方です。
長い時の間には当然ながら糸は劣化して、伸びたり切れたりするので、やはり手をかけなければならない時が来ます。
職人それぞれで方法はバラつきが有るようですが、私的好みはすべりの良いシルク糸を用意して、玉の大きさと長さのバランスで糸本数を揃えて丹念に糸間が空かない様に一つ一つ結んでいきます。
その手間たるや、長年やって来た私でも時々「キ〜〜〜ッ!」となる程に地道な作業。
特に古いパールでロングロープの長い物では1メートルを超す品も有り、「こんなの仕入れたのは誰!?…あたしだよ〜」とか何とか…、呟きながらも己を励ましつつ、騙し騙し作業を進める事も。
その分出来上がった時、綺麗に見違えたネックレスはより美しさに輝き出します。
その時の気分は、美姫に変身させた魔法使いの気分かな?(決してシンデレラの方とは申しません…)




Jellicour * エトセトラ * 12:51 * - * -

ティアラな気持ち

ロンドンでかつての社交界デビューの展覧会を見たからか、何やらティアラに惹かれている店長です。
アマタある装身具の中でも頭に飾るティアラ(女性用王冠)は究極の品、いわば「宝石のホームラン王(死語?)」の様な気がします。
現代の日本ではもっぱら結婚式で花嫁さんが、ウエディングドレスに着けるアクセサリーとしてしか需要がない様に思えますが、昨年末たまたま興味本位で仕入れた小さなティアラは、某大使館でのディナーパーティーに招待されたお客様がお買い上げ。
持ちこまれた黒いドレスに併せるネックレスを探しにいらしたお客様にあれこれコーディネートするうちに「こんな品もありますよ」とティアラを見せて頭に着けて頂いたら、途端に全身が際立って、やや大人しめの黒いドレスが、急に華やいで見えたのには二人揃って仰天。
ティアラの持つ威力に感服した次第です。
実はヨーロッパ製のコスチュームジュエリーのティアラは私達が考えるほど派手な物は無く、殆どがヘアバンドの感覚でさり気なく着けられる物が多い様です。
上の写真の品々も1950年代のフランス製。
ラインストーンの種類もこの時代にフランスで造られていた物でセットされている物は、スワロフスキー社のそれとはまた違うカットと輝きで、なかなか魅了します。
ジェリクール的コンセプトは…「花嫁さんだけなんて勿体無い!」です。
映画『シャネル&ストラヴィンスキー』の冒頭劇場のシーンでも、着飾っている女性達の頭にティアラがチラホラ。左は2連のティアラで、額に乗せても頭にずらしてヘアバンド的にも使えるティアラ。そして右が言わずと知れた『ティファニーで朝食を』の主人公ホリー役のヘプバーンが、冒頭着けて現れるシーンのティアラ。50年代ファッションが楽しめます









Jellicour * Vintage Costume Jewelry * 12:25 * - * -
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